平成26年度事業計画書

Ⅰ.公益目的事業

1.研究事業

1-1 蘚苔・地衣植物の研究
1)
蘚類の分類・分布について研究する。
(1)
本年度は日本産Orthotrichum(タチヒダゴケ属)とBryaceae(ハリガネゴケ科)、Fissidens(ホウオウゴケ属)の種について引き続き研究を行う。
2)
苔類の分類・分布について研究する。
(1)
Radulaceae(ケビラゴケ科)のうち、南米に産するDichotomae節の種について研究を行ってきたが、分子系統解析の論文(Nicolas Devos et al. Molecular data challenge traditional subgeneric division in the leafy liverwort Radula. Taxon 60(6):1623-1632.)を参考に内容を見直し、引き続き研究を行う。
(2)
日本産Calypogeia neesiana(タカネツキヌキゴケ)群についての研究成果をまとめ発表する。
(3)
これまで研究が不十分であった日本産苔類Radula javanica Gottsche(シゲリケビラゴケ)の分布と分類について引き続き研究を進める。
(4)
当研究所標本庫資料のうち、研究の不十分な群を選び、多様性と分布を研究する。
3)
地衣類の分類・形態、化学成分、生態、分布について研究する。本年度は日本産地衣類のうち、これまで研究が不十分であった群を選び、分類・形態、化学成分、生態、分布について研究する。
4)
日本の分布上興味深い種が集中する地域の蘚苔植物について研究する。日本のそのような地域の蘚苔植物については、これまで十分に研究が進んでいない。本年度は主に九州の蘚類について調査・研究を行う。
1-2 蘚苔・地衣植物のデータベース作成
1)
服部植物研究所蔵の蘚苔植物の基準標本のうち、外国産蘚類のリスト作成を進める。
2)
日本産地衣類のチェックリスト(2004発行)の補遺の作成を引き続き進める。
3)
日本産地衣類のチェックリストに準拠した、日本産地衣類目録の作成を進める。
4)
外国の蘚苔類古書文献(BRYOLOGIA EUROPAEA)のデータベース化を完了し、次の古書文献に取り掛かる。
1-3 資料の収集・整理、及び普及活動
1)
現地調査及び交換により、内外の蘚苔・地衣植物の資料を収集する。
2)
蘚苔・地衣植物関係の資料(標本、図書、別刷り、など)の整理を続ける。
(1)
本年度収集された標本の仕分けを行う。
(2)
本年度までに返却・寄贈された未仕分け標本の仕分けを行う。
(3)
外国産蘚類標本棚の整理を行う。
(4)
研究論文原稿蔵書の整理を行う。
(5)
地衣類標本の整理、収集を行う。
服部植物研究所が所蔵する地衣類標本の内、未同定標本の同定と整理を終える。
高知分室管理の標本を同定・整理し、逐次、十文字資料館に移動する。
3)
内外の研究者の要請に応じ、標本の貸し出し、文献の複写などのサービスを行う。
4)
内外の研究者及同好者の要請に応じ、蘚苔・地衣植物資料の学名同定を行う。
5)
自然保護、及び蘚苔・地衣植物学に関する情報を広く一般に知ってもらうため、自然観察会、講演会その他の普及活動を行う。
6)
蘚苔・地衣植物学と故服部博士と服部植物研究所に関する情報を広く一般に知ってもらうために常設展示場を設け、所蔵資料や研究成果等の展示を行う。
7)
ホームページを一新し、研究者はもちろん、これまで対象としていなかった一般の方に向けても情報を発信する。
8)
展示場においてコケに関する書籍、物品の販売を行う。
1-4 研究成果の出版と販売
1)
Hattoria No. 5を出版、販売する。
2)
論文別刷りの販売を行う。

Ⅱ.その他の事業

本年度収益事業として下記の事業を実施する。

1. 土地の賃貸による収益事業
1)
基本財産である宮崎県延岡市川島町の宅地を賃貸
2)
基本財産である宮崎県日南市飫肥6丁目の宅地を駐車場として賃貸

Ⅲ.財団運営

1. 理事会の開催

(開催日程の予定)

平成26年5月、平成27年3月に予定。その他必要な議決事項が出た際に随時開催する。

(議事内容)

1)
平成25年度事業報告及び収支決算書の承認(5月)
2)
平成27年度事業計画及び収支予算案の承認(3月)
3)
その他、法令又は定款で議決を必要とする事項

2. 評議員会の開催

(開催日程の予定)

平成26年5月、平成27年3月に予定。その他必要な議決事項が出た際に随時開催する。

(議事内容)

1)
平成25年度事業報告及び収支決算書の承認(5月)
2)
平成27年度事業計画及び収支予算案の承認(3月)
3)
その他、法令又は定款で議決を必要とする事項

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